紙・テープ|便箋・封筒・一筆箋・張り子

備中和紙

びっちゅうわし

雁皮、三椏、楮。倉敷の水江で漉く手漉きの和紙

基本の情報

拠点倉敷市水江[s1]
運営備中和紙製造所[s1]
創業1946年(昭和21年)に丹下哲夫が和紙づくりを始める[s2]
つくり倉敷市で、雁皮、三椏、楮を原料に流し漉きで漉く[s3][s4]
公式サイトkurashikinote.jp

代表的な商品

KAMI A4岡山県産の三椏で漉いた A4 判の紙。20枚入り。未晒と晒の2種類2,200円(税込)[s5]
和封筒(三椏)5枚入り550円(公式通販の表示価格)[s6]

買える場所

公式通販kurashikinote(公式オンラインショップ)[s6]
取扱店倉敷民藝館(倉敷市中央)[s7]
取扱店日本郷土玩具館(倉敷市中央)[s7]
取扱店ザ・コンランショップ 代官山店(東京都渋谷区)[s7]

贈りものとして

別注できない[s1]

和紙の便箋と聞くと、少し身構える。筆で書くものだろうか、失敗したらもったいない、と考えてしまうからだ。倉敷市で備中和紙を漉く丹下直樹さんは、地元のテレビ局の取材にこう話している。「和紙だからといって緊張しないで使ってほしい」[s4]。では、気負わずに使える和紙とはどんな紙なのか。

冬の水で漉く

原料は、雁皮、三椏、楮の三つ[s3]。皮を煮て、晒し、塵を取り除き、叩いて繊維をほぐしてから漉く[s3]。漉いた紙は板に貼り、天日で乾かす[s10]。

冬には寒漉きの紙づくりが行われ、作業は3月まで続く[s4]。寒い時期は原料が腐りにくく、早く乾くので、品質のよい紙に仕上がるという[s4]。多い日には1日に100枚ほどを漉く[s4]。

名前をもらった紙

源流は、いまの高梁市備中町で漉かれていた清川内紙とされる[s4]。丹下哲夫さんが丹下家の養子となり、和紙づくりを始めたのが1946年[s2]。「備中和紙」という名前は、1964年に外村吉之介が付けた[s2]。1980年には、東大寺の昭和大納経の料紙にも使われている[s3]。いまは丹下直樹さんが、祖父から引き継いだ技術で漉いている[s4]。

三つの原料のどれを選ぶか

選ぶときの手がかりは、原料の違いにある。岡山県の資料によれば、雁皮の紙は強く、虫や風化に強い[s3]。仮名の小さな字に向く紙だ[s3]。三椏の紙は目が細かくなめらかで、ペンでも書ける[s3]。楮の紙は強さを求める紙で、大きな字を書くのに向く[s3]。

毛筆を使わないなら、三椏の便箋から入るのが無理がない。県の資料も、三椏の便箋は毛筆だけでなくペン字にも向くとしている[s3]。便箋より先に紙そのものを試したいなら、デザイナーの角田陽太さんと組んだ KAMI A4 がある[s5]。岡山県産の三椏で漉いた A4 判の紙で、20枚入りで2,200円(税込)[s5]。

どこで手に取るか

製品は便箋や封筒、一筆箋、祝儀袋、名刺まで幅がある[s8]。紙で張り子もつくっている[s9]。取扱店は、倉敷では倉敷民藝館や日本郷土玩具館、東京ではザ・コンランショップ代官山店などと、県外にも広がる[s7]。公式の通販もあるが、並んでいるのは封筒やはがきなど数点だ[s6]。

気負わずに使う一枚目なら、ペンで書ける三椏の便箋がいい。「緊張しないで使ってほしい」という言葉は、たぶん、そういう使い方のことを言っている。

あわせて読む

出典

掲載内容の確認日:2026年11月4日(以降に変わっている場合があります)

  1. s1お問い合わせ(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  2. s2経歴(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  3. s3備中和紙(岡山県郷土伝統的工芸品)(岡山県、2026年11月4日閲覧)
  4. s4凍てつくような寒さの中…「備中和紙」づくり(2022年2月21日)(OHK 岡山放送、2026年11月4日閲覧)
  5. s5KAMI(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  6. s6kurashikinote オンラインショップ(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  7. s7取扱店(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  8. s8製品(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  9. s9はりこ(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)
  10. s10できるまで(備中和紙)(備中和紙製造所、2026年11月4日閲覧)