その他|シャツ・パンツ・ジャケット・スカーフ・のれん

高城染工場(blue in green)

たかしろせんこうじょう(ぶるー いん ぐりーん)

児島下の町で大正から続く染め屋。藍とインディゴで、リネンの服やスカーフを手で染める

基本の情報

拠点倉敷市児島下の町(工場と直営店)[s1][s3]
運営株式会社 Takashiro Senko(4代目 角南浩彦)[s1][s4]
創業大正4年(1915年)[s1][s2]
つくり児島の自社工場で、藍とインディゴを使い、服やスカーフ、生地や糸を手で染める[s1][s2][s3][s5][s8]
公式サイトwww.takashiro.info
Instagram公式アカウント

代表的な商品

ダブルボタンジャケット インディゴリネン100%。生成りの上から染めている。着丈60cm、身幅57cm36,300円(税込)[s6]
リネンバルーンパンツ インディゴリネン100%。着丈85cm。生成り(キナリ)は30,800円(税込)35,200円(税込)[s9]
プチスカーフ さざなみ33×90cm。絞りで染めるので1枚ずつ柄が違う7,700円(税込)[s7]

買える場所

直営店shop River(倉敷市児島下の町)[s1]
公式通販TAKASHIRO SENKO online shop[s3][s8]

贈りものとして

別注のれんは生地と柄を選んでセミオーダーできる[s3]

児島と聞けば、まずジーンズの町を思い浮かべる。インディゴの青も、ジーンズの色として覚えている人が多いだろう。その児島の下の町に、リネンの服やスカーフを藍とインディゴで染めている工場がある。大正4年(1915年)創業の高城染工場だ[s1][s2]。染め屋が、なぜ自分たちの服をつくるようになったのか。

下請けの染め場から

初代の高城伊吉は、学生服の糸や畳縁、地下足袋を染めていた[s1][s2]。2代目は軍服を、3代目の代にはブラックジーンズの生地の黒染めを手がけた[s1][s2]。大手ジーンズメーカーの注文で、デニムの原反を機械で染め、乾かすところまで工場で行っていたという[s1]。

やがてアパレルの生産が海外に移り、国内の染めの仕事は減っていく[s1]。4代目の角南浩彦さんは、週末ごとに徳島の藍農家に通い、3年をかけて藍の植え付けから染料ができるまでを手伝った[s1][s2]。のちに家業を正式に継ぐと、下請け専業だった工場の仕事を、自分たちのブランド「blue in green」中心に切り替えた[s2]。

甕で藍を建てる

2023年の JR西日本の広報誌は、工場の藍の仕込みを紹介している[s5]。徳島産のすくもに消石灰や小麦の皮などを加えてかき混ぜ、作業場に埋め込んだ備前焼の甕で3か月かけて発酵させる[s5]。「藍を建てる」と呼ばれる仕事だ[s5]。布は手で揉み込むようにして染め、塩素の入っていない高梁川の水の中で揉んで色を定着させる[s5]。

ただ、ここの服がすべて天然の藍だけで染まっているわけではない[s3][s8]。公式は、天然藍と合成染料それぞれの特性を踏まえ、化学的な根拠に基づく独自の調合で色をつくると書いている[s2]。通販の品名には「インディゴ」とつくものが多く[s6][s8][s9]、どの品がどの染料かまでは書かれていない。服の多くは、4代目の夫妻が素材に合わせて1枚ずつ手で染めている[s2][s3]。

生成りで買うか、染めた色で買うか

ここの服は、どれも染め直しができる[s8]。生成りからインディゴブルーへ、淡い色から濃い色へと、あとから色を変えられる[s8]。手持ちの服を藍に染める注文も受けている[s1]。

リネンのダブルボタンジャケットは、生成りの上から染めたもので36,300円(税込)[s6]。リネンバルーンパンツは、インディゴが35,200円、生成り(キナリ)が30,800円(税込)[s9]。迷うのは、たぶん色の濃さより、最初から染めた色で着るか、生成りで着て汚れや色あせが気になってから染めるかのほうだ。染めた服は、最初の2、3回は単品で洗うよう案内している[s2][s6]。

服より先に試すなら、プチスカーフがある。33×90cmで7,700円(税込)[s7]。絞り方で染料の入り方が変わるので、1枚ずつ柄が違う[s7]。

どこで手に取るか

工場に併設の直営店 shop River は、13時から17時まで開いていて、休みは不定期なので Instagram で確かめる[s1]。2024年3月に店を改装し、工場では予約制で藍染めの体験もできるようになった[s1]。土間のギャラリーにはのれんが並び、生地と柄を選んでセミオーダーできる[s3]。通販は、2万円以上で送料が無料になる[s3]。

ジーンズの生地を黒く染めていた工場が、いまは自分たちの服を藍とインディゴで染めている。児島に寄るなら、デニムの店の並びから少し足を延ばして、染めたての青を見比べてみるといい。

あわせて読む

出典

掲載内容の確認日:2026年11月6日(以降に変わっている場合があります)

  1. s1高城染工場(倉敷の老舗、2024年3月更新)(倉敷観光WEB(倉敷市観光情報発信協議会)、2026年11月6日閲覧)
  2. s2高城染工について(HISTORY)(高城染工場、2026年11月6日閲覧)
  3. s3Factory&shop(公式通販)(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)
  4. s4特定商取引法に基づく表記(公式通販)(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)
  5. s5西日本の発酵文化を訪ねて(Blue Signal vol.199、2023年)(西日本旅客鉄道、2026年11月6日閲覧)
  6. s6ダブルボタンジャケット インディゴ 商品ページ(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)
  7. s7プチスカーフ さざなみ 商品ページ(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)
  8. s8TAKASHIRO SENKO online shop(トップ)(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)
  9. s9リネンバルーンパンツ インディゴ 商品ページ(株式会社 Takashiro Senko、2026年11月6日閲覧)